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未来予想図づくりワークショップ

11/18

9月末から行ってきた南花台の未来予想図づくりの中間まとめとして、
地域の方に声かけをしてワークショップを行った。

現在の南花台や周辺ニュータウンの抱える課題、それに対して咲っく南花台で取り組んでいる様々なプロジェクトを共有後、9月末から行ってきたヒアリング内容を報告。その上で、みんなで「シニア世代」「子育て世代」「こどもたち」の順で、3つ世代にとっての南花台の未来について考え、最後に「5年後、10年後、20年後の南花台の未来の姿」について話し合うというもの。雨の中20人の参加があった。

それぞれの世代の未来について
・テーマ説明1分
・個人で検討2分
・グループごとに個人の意見の共有10分
・全体でグループで出た意見の共有5分
…というふうに細かく時間を決めて1セット。
これを4セット、約1時間半、みっちり話しあった。

今回大切にしたのは
「ゴールを決めることではなく、みんなの想いを共有すること」
当たり前だけど、まちづくりや地域再生に正解などなくて、その場所その時その状況に合わせて無数にできることがある。それを「こうするんだ!未来はこうだ!」なんて決め付けることはできない。むしろ、まずは、多様な想いがあるということをみんなで確認しあうことが大切だと考えた。そこから見えてくる「何か」に対して次の方法を考えるしかないのではないか…と思っている。

学生と内容を考えたのだが、僕としては、きっちり時間を決めて進めるというタイプのワークショップを仕切ったことがなかったので、すごく不安だった。実際やってみると、いつも以上に密度の濃いワークショップになり、意見もたくさん聞くことができた。地域の方も満足したのかワークショップ後に僕まで個人的に意見を言いに来る人はいなくて(いつもは結構ある。消化不良なのかなと反省してる)、むしろ学生の関わりやワークショップでの振る舞いを褒めていただけた。

これまでは、「ゆるい雰囲気で気軽に自由に話し合うことが大切」だと思ってきたのだけれど、「明確な目的のために綿密に計画された話し合いの場」も大変有効だということを実感した。

今度は未来予想図をどんな風に表現するか。
みんなでしっかり考えたい。
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※この話を江川先生が聞きつけて、
ドイツのバルトキルヒでの将来ビジョンと実行プロセスについて紹介された。
下記の記事がわかりやすい。
住民参加で2年かけて将来ビジョンを練り上げて、
次の2年で実行のためのアイデア出しを行っている。
そういえばスローシティについて調べている時に見かけた記事だ。

タイシロウ


by saji_saji | 2017-11-18 21:09 | タイシロウの日記
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