地域間ネットワークを・・・
僕らはよく言われることがあります。
「君らは佐治だけなんかいや」・・・と 確かにこれまでの活動は佐治を中心に行ってきました。 それは、建築学会のまちづくり提案競技の指定敷地が佐治だったこと、 このプロジェクトが始まるときに空き家を活動の拠点として提供して頂いたこと、 たかだか一個人が出来る範囲はしれているということ、 いろんな条件のもと活動しているわけですけども・・・ だからといって、佐治以外を知らないわけではないし、 実際、丹波市内あちらこちらに出没して活動しています。 活動の成果をうまく伝えたり、還元で来ていないのは確かですが・・・ それはさておき。 今、佐治のまちのこれからの立ち位置を考えています。 青垣町の旧中心部であった佐治。 様々な物流、そして人々が集った地域の中心だったと思います。 佐治は今も昔も地域間ネットワークの拠点であるべきだと思います。 神楽や遠阪、芦田で頑張っておられる方々の情報や物産、想いを 同じ地域内を始め都市部へと発信する拠点。 テレビやインターネットから得られる情報とはまた違った 都市部の情報を地域内に発信する拠点。 青垣で、また丹波で暮らす人が 自分の地域での暮らしに誇りを持てて、 楽しく元気に暮らせる環境作りの拠点として 「佐治」には重要な役割があるように思えます。 僕らが空き家や空き地の活用にこだわる理由の一つに、 この「拠点」作りがあげられます。 何か新しいことを始める時には、 新しい建物、設備がないと出来ないと思われがちです。 けど足元を見れば素晴らしいストックがたくさんあります。 特に佐治のように元々お店をやっていた作りを持っている建物は、 すでに「拠点」施設として即戦力として活用できます。 このように佐治を地域間ネットワークの拠点にして、 青垣町の活性化に貢献していきたいと考えています。 僕らが考える「佐治倶楽部」の目的の一つは 空き家を活用して地域間ネットワークを作ることです。 ま、やってる本人は愉しんでるだけですが、 楽しみの延長に、少しだけまちづくりが噛んでいるぐらいの ラフさが、これから末長いまちづくり活動には必要ですよね。 (出町慎)
by saji_saji
| 2010-04-08 00:41
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