長野空き家活用事例の視察

3月19日

先日、長野県長野市の門前町と塩尻市に行き、その後、岐阜の郡上八幡、福井の越前大野、今庄宿に行ってきました。今回はその報告をさせていただきます。

まず、3月3日の朝に出発し、長野県長野市善光寺周辺の門前町にいきました。
そこでは、ナノグラフィカさんやボンクラさん、まちづくり長野さんなど様々な団体が主体的に空き家活用などの取り組みを行っています。

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その中から僕たちはナノグラフィカの増澤 珠美さんに門前町を案内してもらいました。
増澤さんは1992年頃、大学在学中に空き家の問題に注目し活動を開始して、その後2003年にナノグラフィカを立ち上げたそうです。
善光寺周辺は古い建物もだいぶ残っていて、風情のある門前町の風景を残しています。
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また、「宿坊」という善光寺に勤める住職さんが滞在する場所が39箇所あり、一般客の宿泊もできるそうです。それぞれの宿坊は住職さんによって改修されていたり、昔ながらのカタチを守っているものなど個性的で面白い風景でした。
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そして、ナノグラフィカで少し話を聞いてから門前町の紹介をしてもらいながら、実際に空き家活用している物件を見に行きました。
まず1件目は藤田九衛門商店さんを紹介していただきました。
そこにはIターンで移住した方が鯉焼きという鯛焼きの鯉バージョンのものを販売していました。
規模的には僕たちが管理している「本町の家」より小さいぐらいの家でしたが、落ち着いた雰囲気のいい店でした。
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カネマツさんにお邪魔しました。そこは大きい建物でこれまた僕たちが管理をしている「衣川會舘」が目指すべき姿があったように感じています。
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なぜなら、その室内はカフェや古本屋、建築事務所などのオフィスが入っていてシェアオフィスになっており、たくさんの事業者さんが集まる場所だったからです。僕たちはそこで一級建築士事務所を構える羽鳥さんに話を聞きました。
羽鳥さんは2009年にボンクラを立ち上げたメンバーの一人で、その後もその団体に所属しながら活動を続けていました。昔の工場だった雰囲気を残しながら改修されているのが、良かったなと思っています。
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長野市門前町の視察はここで終わったのですが、自分たちでできることをやっていることや、地域と密接に交流しながら活動しているところは佐治スタジオと似ている部分があるように感じましたが、プレイヤーの数が佐治よりも多いように感じました。
特に、まちあるきイベントでは地域の方が自分でコースを考えているということに驚かされました。また、年間で同じ人が案内人をしない、つまり月4コース、年間48コースなので48人の方が案内人をしているということです。それは、地域の方が自分の地域を魅力に感じているということなので、とても幸せなことだなと感じました。
そして、空き家見学会も定期的に開催しており、不動産の許可がなくても見るだけなら問題がないということ聞き、これは佐治でもやろうということになり、現在検討中です。

とにかく、ここでは自分の地域を魅力的に感じていて誇りに思っている人が多くいるように感じました。観光資源なども多くあると思いますが、本当に住みたくなる場所というのは、近所にどんな人が住んでいるかということだと思います。ですので、地元の方が地元に対して真摯に向き合っている姿勢がとても大事だということを改めて感じました。
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続いては塩尻市です。今回の視察のきっかけと言っても過言ではないのですが、あまり写真がありません。申し訳ありません。
元々、塩尻市で精力的に活動している山田さん(塩尻市役所職員)が篠山のイノベーターズスクールで講演会があり、そこに僕が聞きに行き知り合ったことでこの視察が実現しました。

まず、塩尻市の空き家活用はnanodaという商店街のテナントを借りて行われていました。
元々nanodaは山田さんなど市役所の若手社員が地域のニーズを知るために自分たちで出資して立ち上げた場所だそうです。
まず最初の活動として、会社に行く1時間前にnanodaを開けるなど、とにかく地域と触れ合うことを第一に活動していました。現在はnanodaの主要メンバーでイベントをしたり、地域の人が場所を借りているようです。
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視察では横澤さんという以前nanodaの二階にすんでいた横澤さんという方の話を聞きました。
横澤さんの話を聞いていると、nanodaは確実にこのまちの中で誰かにとっての居場所になっているような印象を受けました。
また、塩尻市では市役所職員の山田さんがかなりアクティブに活動し、塩尻市を牽引している印象を受けました。
必ずしも、その状態がベストなのかはわかりませんが、そのような人の存在が、別の誰かの活動を促すきっかけになっているような印象を持ちました。

長野の視察は以上です。
ここからは、寄り道&福井の越前大野での仕事を少しだけ紹介します。
まず、岐阜県の郡上八幡です。
観光地っぽさを漂わせながらもここに住む人たちの生活感がにじみ出ていて、とてもいいまちでした。古いお店と新しいお店とが混在しているのですが、水や町並みで地域全体が繋がっているような印象を受けました。b0116276_16551393.jpg
















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福井県の越前大野は佐治スタジオの仕事で行きました。
大野市の市役所からワークショップの企画?の依頼があり、とりあえず具体的な話を聞くために行きました。こちらの話は今後、具体的に話が進んだら紹介していきたいと思います。
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とても印象に残ったので、最後に福井県の今庄宿を紹介して終わりにします。
まちの大きさ的には小さいのですが、以前は宿場町として栄えた集落です。

まだ、観光地化されているような場所ではないのですが、昔ながら建物が残っていたり統一感のある町並みがのこり、道もカーブや曲がり角が多く歩いていてとても楽しい集落でした。
空き家なども地域の団体で管理し改修しパン屋さんを営業するなど、改修するだけでなく自分たちで実践的に活用しているのはとてもいいなと思いました。

みなさんも機会があれば、ぜひ今庄宿に行ってみてください。

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うえじ

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by saji_saji | 2017-03-19 13:33 | 佐治スタジオの活動 | Comments(0)
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